まえがき ビタミンは体の機能を円滑にする潤滑油
第一章 脂溶性ビタミンの働き
・目と皮膚を健康に保つビタミンA
レチノールとベータカロテン
基本的な働き/目と皮膚の正常化
欠乏症/夜盲症、皮膚粘膜の角化
上手な取り方/油と一緒にとる
過剰症/レチノールの取りすぎは危険
・骨を強くするビタミンD
人間の体内でも合成できる
基本的な働き/骨を丈夫に保つ
欠乏症/くる病、骨軟化症
上手な取り方/日光浴も大切
過剰症/活性型ビタミンD剤には注意
・老化防止に役立つビタミンE
自然界には八種類ある
基本的な働き/脂質の酸化を抑える
欠乏症/筋肉・神経障害
・止血と骨の強化に必要なビタミンK
基本的な働き/血液凝固と骨代謝
欠乏症/乳児の出血症
上手な取り方/乳児は医師と応相談
過剰症/溶血性貧血
第二章 水溶性ビタミンの働き
・健康維持の補佐役ビタミンB群
体内の化学反応を助ける補酵素
ビタミンB1
基本的な働き/糖質のエネルギー変換
欠乏症/脚気、ウェルニッケ脳症
上手な取り方/穀類や豆類に豊富
ビタミンB2
基本的な働き/発育の促進に必要
欠乏症/皮膚、粘膜の炎症
上手な取り方/抗生物質の連用に注意
ナイアシン
基本的な働き/B との共通性が多い
欠乏症/中南米に多い皮膚炎
上手な取り方/体内で合成できる
過剰症/血管拡張や顔の紅潮
ビタミンB6
基本的な働き/アミノ酸代謝に必要
欠乏症/通常は起こらない
上手な取り方/妊婦は不足しやすい
葉酸
基本的な働き/細胞を作るのに必要
欠乏症/悪性貧血
上手な取り方/濃緑色の葉野菜に豊富
ビタミンB12
基本的な働き/赤血球の合成に必要
欠乏症/悪性貧血
上手な取り方/菜食主義者は要注意
ビオチン
基本的な働き/脂肪酸などの代謝
欠乏症/皮膚炎、成長阻害
上手な取り方
パントテン酸
基本的な働き/三大栄養素の代謝
欠乏症/栄養素の代謝障害
上手な取り方/動植物に含有
・全身の組織の強化にビタミンC
基本的な働き/鉄分吸収促進
欠乏症/壊血病、骨形成不全
上手な取り方/野菜は生よりゆでる
第三章 こんな病気にこのビタミン
・ガン予防に有効なビタミンA、C、E
ビタミンAが細胞の変性を抑える
ビタミンCが発ガン物質の生成を防ぐ
βカロテン、C、Eの相乗効果
ビタミンEがLDLの変性を防ぐ
・動脈硬化の抑制にはCとEが有効
ビタミンCは血管壁を丈夫にする
ナイアシンの投与で血中脂質が減った
ビタミンの効果を否定するデータも
・骨粗鬆症を防ぐビタミンD、K、C
骨粗鬆症の骨折は寝たきりの原因に
適度な運動+ビタミン摂取
・その他の症状に効くビタミン
高血圧
糖尿病性の神経障害
ぜんそく
風邪の予防
月経前症候群
乾癬
美容効果
〈コラム〉ビタミンのカプセル