ガン・成人病にβ−カロチン

酒・タバコ好き、野菜嫌いの救世主

高橋 敦子 著 1994.03.01 発行
ISBN 4-89295-330-X C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


ガンが心配な人

ガン・成人病にβ−カロチン

ガンは日本人の死因ナンバーワン
現在、日本は世界一の長寿国です。しかし、ガンの特効薬が発見されれば、平均寿命はさらに何歳も延びるでしょう。
ガンは日本人の死因のナンバーワンになっています。なんと四人に一人がガンで亡くなっているのです。
日本人の食生活はすっかり欧米化してしまいました。欧米人に多い肺ガンや乳ガンが増えているのも、食生活の変化と関係が深いといわれます。
ところが、緑黄色野菜を毎日食べている人はガンになりにくいことが、最近の研究でわかってきました。

ガン予防に効果てきめん
ひと昔前、日本人の死因のナンバーワンは脳卒中でした。それが以前より減ったのは、減塩運動がさかんに行われ、食生活が変わったおかげです。
現在の日本では、三人に一人がガンにかかり、四人に一人がガンで死んでいます。そのガンを減らすためには、やはり食生活を見直す必要があります。

「緑黄色野菜を毎日食べること」

とくに難しいことではありません。せめて一日に半カップの緑黄色野菜を食べるだけでも、発ガンの予防効果はてきめんです。もちろん、もっと食べれば、もっと効果的です。
「いまさら遅いのでは?」
こんな心配をする人がいるかも知れませんが、いくつになっても遅過ぎるということはありません。ベータカロチン効果は年齢や性別を問わず期待できます。
ベータカロチンをいちばん必要としているのは、ガン死亡率が急に高くなる中年以降から初老にかけての人です。
ガン患者の血液中にはベータカロチンがきわだって少ないというデータがあります。ベータカロチンが不足すると、ガンが忍び寄ってくるのです。


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