皮膚の老化が招くシミ、ソバカス
年齢を重ねるにしたがい、どうしてもシミやソバカスなどが目立つようになります。また、一般にいわれる老人斑にしても、これらはほとんどが、皮膚の老化によるものと考えられます。
紫外線などにより、皮膚表面の細胞が傷つけられ、細胞組織が破壊されてしまうわけです。
皮膚に潤いやしっとり感がなくなり、カサカサに乾いてしまう。女性の方なら、とくに気になるところですが、それだけにとどまらず、悪質な場合には皮膚ガンにまで至ることがありますので、注意を怠たれません。
日焼けに要注意
街を歩いていると、真っ黒に日焼けした若者をよく見かけますが、私にいわせてもらえば、自ら自分の体を痛めつけているとしか思えません。紫外線の怖さを知らないのではないかと、心配してしまいます。
太陽光線の強い地域、たとえばアラブ圏などでは、頭から足下まですっぽりと衣類に身を包んでいます。もちろん、紫外線から身を守るためです。それは単なる衣装ではなく、外敵から身を守るための防御服でもあるのです。
紫外線で活性酸素が発生
紫外線を浴びすぎると、なぜ体に悪いのか。ここにも活性酸素が介在しています。紫外線を受けることによって活性酸素が大量に発生し、皮膚の細胞を損傷することになるからです。
ときには軽い炎症を起こし、さらに毛細血管から水分が漏出し、水疱ができます。こうなると、やけどと同じ症状といっていいでしょう。
こうした紫外線からの損傷を避けるためには、やはりビタミンＥが有効です。
トコトリエノールが紫外線を防ぐ
こんな実験データがあります。
ネズミの皮膚に、トコトリエノールを含む成分を塗布し、その後、紫外線を照射したところ、細胞膜を保護することができた、というものです。
実際、いま市販されている化粧品類の中には、ビタミンＥを含んだものが少なくありません。その意味からいえば、すでに実用に付されているわけですが、トコトリエノールの場合、従来のビタミンＥより作用が強いため、補助食品として摂取しても、十分な効果が期待できるものと考えられています。
男性機能を高める
意外に思われるかも知れませんが、老化ということに関連していえば、トコトリエノールは男性機能を高める効能をも持ち併せています。
しかし考えてみれば、トコトリエノールには、強力な抗酸化作用で細胞の老化を抑制し、血行をスムーズにする働きがあるわけですから、当然といえば当然のことでしょう。
男性としての悩みを抱えている人の中には、その解消のため、ビタミンＥを常用している人もいるようですが、このような方々にとって、トコトリエノールの出現は、何よりの朗報といえそうです。