各種カロチノイドはガン・眼病対策に効果あり

特性の合わせ技でガンや白内障・黄斑変性症に勝つ

西野 輔翼 著 2003.02.14 発行
ISBN 4-89295-433-0 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


カロチン不足を補うには

各種カロチノイドはガン・眼病対策に効果あり

なかなか満たせない一日の摂取量
成人が一日に必要なカロチン類の量は六ミリグラムといわれており、サラダボールに野菜ですと三〜五皿、果物ですと二〜四皿に相当します。
いくら野菜好きの人でも、これだけの量を毎日たいらげるとなると、体力だけでなく、気力も必要になりそうです。
それに、昨今の化学肥料をふんだんに使って栽培される農作物は、栄養価が低いともいわれています。
 毎日、一定量の野菜や果物を食べているからといって、実際に必要十分なカロチノイドが摂取できているかとなると、疑問の残るところです。

サプリメントで摂ることも有用
日本人の一日あたりの、カロチノイドの平均的な摂取量は約二ミリグラムといわれていますが、これでは少なすぎ、生活習慣病予防には万全とはいえません。
一日の推奨摂取量である六ミリグラムにまで何とか近づけたいものですが、トマトに多量含まれるリコピンを除いては、どんなに食べても、五〜六ミリグラムあたりが限度であることを考えれば、他に方策を求める必要がでてきます。
そこで、カロチノイドのサプリメントについても必要な時には活用することが勧められます。幾種類かのカロチノイドがバランスよく含まれたものであれば、単に量的に必要量を満たすだけでなく、体のさまざまな部位への効用も期待できます。
したがって、サプリメントを選ぶ場合には、どんな種類のカロチノイドがどれだけ含まれているか、この点に留意することが必要です。


トマトペーストの食品中のリコピンおよびβ−カロチンの含有量(mg/100g)

食品名リコピンβ−カロチン
トマトペースト55.51.3
トマトソース18.00.5
ケチャップ17.20.6
トマトピューレ16.70.4
スパゲッティソース16.00.4
トマトスープ10.90.2
トマトジュース10.80.3
野菜ジュース9.70.8
トマト9.30.2


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